れいらさんの日記

海外でゆるく生きてます。つれづれと書いていくだけの日記

韓国の多文化共生

今日は午前中、国語の授業でした。
朝一番で、先生がお話されたことが、非常に心に残ったので、書き留めておきます。

今朝、先生がご覧になった韓国のニュースで、多文化(結婚移民者)の家庭で育った子供の73%が

”自分は韓国人である”、と答えたという調査だったそうです。


どんな内容のニュースかわからないのですが、先生はこれを見てとても悲しかったそうです。

韓国人は、単一民族のため、他国からの移民を無意識的に拒否している。

それを無意識にか、意識的にかわからないが
移民者に対して、完璧な韓国人化を要求し、そして、子供達にも韓国人のアイデンティティを持つよう、導いているのではないか、というようなことでした。


私の意見も全く同じで、当然、お母さんが外国人の家庭は、ハーフであり、完璧な韓国人である必要はない。母がベトナムなら、子はベトナムも韓国も愛してる・それでいい

でも韓国社会では、そういった多文化の家庭の子供は差別的な扱いを受けるため
2歳くらいになるといち早く子供を保育園におくり、子供を韓国化する。

韓国語の発音や、文化、いち早く染め上げ、自分たちのように差別を受けることがないように、できるだけ、多文化家庭であることを隠そうとする。

それは、外国人移民者のお母さんたちの深い愛情であるのだけれど、それではいけないんと思う


先生がおっしゃりたかったことはなんとなくわかる。

それではいけないのは韓国人の意識だ。


移民をの積極的な受け入れはしているけれど、それはイギリスや、アメリカ、フランスのような先進国の移民政策とは異なる。

現時点、厳しい言葉で言えば、韓国は少子化対策として
人を輸入し、”韓国人化”しているようなものだ。

多文化(Multicultural)とはいっているけれど、それは色んな文化を受け入れて”共生”しているものとは程遠い。

 

それでも、移民との共生は”無理だ、怖い、危険だ”、と、移民自体をハナから、拒絶して
少子化を甘んじていけいれ、国が弱体化している日本よりは、一歩先を行っているけれど


韓国には、もう一歩、先進的な考え方を作っていけるよう、背伸びして欲しい。


恐らく、時間が必要だとは思うけれど、もう1歩進んだ”多文化共生”ができれば

もう一段階上のグローバル化であり

”成熟した国”に近づくと思う。

コリア戦記

韓国の結婚移民に対する政策は、かなり先進的だとおもう。

人身売買とも悪名高き、東南アジア女性の結婚移民だけれども
それでも日本と比べたら、格段に韓国の行政対応はよい。

韓国は本当に行政のスピードが早い。

日本だと、”こっちを立てたらあっちが立たず”といった、解決の糸口もつかむ気すらない”議論の為の議論”がずっと繰り返され、全くもって進まない会議が多いが

韓国は、問題が出たら、すぐ、潰す。

潰したら、また違う問題が出てくるんだけど、とりえずまた潰す

そして、出てきた問題をすぐまた潰す。

一見、対処療法のようだけれども
それでも日本のように、いつまでも、議論議論して、一切手を打たないよりはずっといいと思う。

 


結婚移民についての問題も山積みだけれども
それでも行政ができる範囲の最善は常に尽くしている気がする。


現在、わたしは結婚移民者のためのセンターの真後ろに住んでおり
活動を”体系的”に観察できているので、これは本当に確かだと思う。


そんなセンターの移民者のためのプログラムのひとつに

”検定考試クラス”がある。


小さい頃、貧しさから学校に通えずに育ち、若くして他国に嫁ぎ、母親になった、東南アジアの移民者たちに、教育を受けさせてくれるプログラムだ。
たぶん、地域によって違うが、ここでは何年かがんばれば、小卒から高卒の資格までが取れる。


背景には、多文化の家庭に育った子供の学力の底上げを狙いがあり、先ず母親の教育を行うのだとおもうけれど、それだとしても、とても良いことだとおもう。

自分だって、もし子供の宿題手伝えず、質問にも答えてあげれなかったら
ほんとうにどんなに母親として、悲しいか、情けないか伺いしれない。

韓国政府、グッジョブである♪ 


そんな子供を思う気持ちで東南アジアの若いママさん達は
小学校の勉強から一生懸命はじめる。


楽しそうに学ぶ彼女達をみていると、生きるということに対して本当に真摯に向き合っている気がする。


自分は、ただ日本に生まれたというラッキーだけで、自発的な努力をせずに
流されて生きて来てしまった。

 

そんな彼女達に習い、わたしも、ほとんど忘れた大昔の教育をもう一度受けてみようかと
中学校のクラスから参加させてもらうことにした。

 

ただ、問題がひとつあり、この教育を受けるということは

”韓国の教育”を外国人が受けることである。

韓国人が韓国人のために行う、”韓国史”や、”世界史教育”を、外国人にも行う。


皆、各国立場は違えど、言いたいことは山ほどあるけど
韓国人の税金で、韓国の行政に無料で勉強させてもらっているので、もちろん何も発せない。
私も言われるがままに習っている。


前述したとおり、韓国は

”感情を記憶するために”歴史を教育する。

日本との間の歴史に関しては、ことさらに強く、感情的に長く授業が行われ
毎回、授業中、息が詰まる思いでいる。
(前述の通りであれば、後世に感情を伝達する為であり、しょうがない・・)


今日も、そんな雰囲気の中での授業中、

ある一人のフィリピン人のおばちゃんが、突然声をあげた。

 

先生、わたしの親戚のおじいさんは、日本がフィリピンにいた時代をしっているけれども、日本軍をそこまで悪くいわなかった。本当にフィリピンに本当に悪くしたのは別の国の人たちだった!と言っていた!そして、韓国は、いまフィリピンを植民地のようにしている。


それを聞いたベトナム人達も、堰を切ったかのように

先生、私達の国の戦争で、赤ちゃんを槍につき刺し、高々あげていたのは、韓国軍です。
強姦で、女性をたくさん妊娠させ、そのまま逃げました

と、次々と、、

 

わたしは、日本が韓国に対して行った大罪を、日々とても深くかんじている。
特にソウルを離れてからは、ふとした日常の生活の中に、罪を感じる日々であり、
心の中は毎回とても申し訳ない気落ちでいっぱいだ。
戦後保障のようなもので償いきれるものでは到底ない・・

 

でも、そんなこんなでも、殊更に強く反日感情を助長する教育には疲弊してきていて、、
でも発することができない気持ちがいつか爆発しそうだった。
でも、いろんな国の友達が助け船を出してくれたことが、今日は本当にうれしかった。


どれが事実とか、史実でないとかそういうものではなく、
その息の詰まる思いでいた、私を助けるために、そういう雰囲気を一掃するために、みながそういう意見を発してくれたのが、本当にうれしかった。

 

毎度書いているけれど、韓国に住んで、日本人だからといって日常的に嫌な思いをすることはほとんど無い。(というか一度もない)

こうやって、韓国の内部に、片足をわざわざ突っ込まなければ

やさしい韓国とだけ表面的に付き合い、住んで行くこともできる。

日本人とだけ付き合い、いやなことがあるたびに、集まっては韓国の愚痴をいい、
なんとなくその場はスッキリした気分で、ゴマかしながら生きていくこともできる。


でも、一度、韓国と正面から向き合う努力をしてみようとおもう。

消化できない部分をちょっとづつ丁寧に紐といていく努力をしてみようとおもう。

そして、いろんな事情で、韓国にきている、友人たちの立場からも、多角的に韓国をみていこうとおもう。
 

 

書きながら整理しているので、オチ無し系のネタをまた徒然書いていくと思います。

暇な方お付き合いください

つづく♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感情を記憶する韓国

韓国と日本間の戦後補償の問題は解決にすすまない。
一見解決したかのように見える慰安婦問題も

国民感情のの中では何も解決していない。

 

慰安婦問題の解決は、これから始まる北朝鮮との戦争、外交に備えて
いったん日本と韓国が利害を一致させ、手を取り合うように

アメリカ側の要求に(両国が渋々)従った形だろうとおもう。


わたしは、なぜ、韓国人はここまで感情的になるんだろう、解決に進むよう、論理的、積極的に動かないのだろうと、ずっと不満に思っていた。

 

でも、この国のいろんな人と付き合ってみてひとつだけわかったことがある。

 

 

韓国人は、感情を記憶する民族なのだ。

 

 

日本人の国民性は

”喉元過ぎれば熱さを忘れる” というような、忘れっぽい民族だ。

でも、韓国は違う。


1000年先までこの恨みを忘れない。といったように、感情を確実に表現し、また後世に伝えていく努力を絶えず行っている。


それは、国家という単位でもそうだし、家族の中でもそうしている。


韓国ドラマを見ている人はわかりやすいかもしれないけれど、どのドラマを見ても
感情を激しく揺さぶられるものばかりだ。

 

そして、韓国人の核となっているもっとも強い感情は 


”恨”


韓国ドラマはこの”恨”がキーになっているのものが多く、視聴率がとても高い。


”恨”とは、日本語にすると説明が難しい、わたしもおそらく完全に理解できていないが、”たとえようのない悲しみ”と理解している。


”恨”は韓国人が後世にかならず伝えるべき深い教訓だ・。

 


こういうことを徒然考えていると、韓国と日本がわだかまりを解くのは、とても無理だと思う。


韓国は、恨を忘れることなく、たゆまず努力、教育、(洗脳)をし続ける。


彼らは問題を解決したり、補償などのお金が目当てで、感情的に騒いでいるわけではない。


過去の、つらかった感情を記憶にのこすために、大きな声をあげ続けているのだ。

謝罪を要求しているのでも、解決に向けているのでもなく、

相手に伝えようとしているものですらない。


本気で日本人に伝えようとしているなら、慰安婦像は日本に建てるべきだし

竹島問題などのCMや市内にはびこる広告も、日本語や英語で書かれるべきである。

 

KTX(韓国の新幹線)の社内では、そなえつけのテレビで、日本との歴史の確執や

竹島が韓国のものであるとい歴史文書が流れたりする。


KTXは観光客がたくさん乗る。
だったら、日本語や、英語、中国語で世界にもっとアピールしたらいいのに、と思っていた。


ハワイにある韓国料理店の窓にも、大きく”ドクト(竹島)はわれらの島” と

韓国語で書いてあった。
日本語や英語で書かなければ、そのメッセージは日本人にも世界にも伝わらない。

 


でも、たぶん、それが、メインの意図とは違うのだ。

韓国人は”感情を記憶するため”に、韓国人に向けて発信していたのだとおもう。

 


たぶん、”島国”である日本は、身内の小競り合いなどを避けるために

そういった忘れっぽい、”なあなあ”気質をみにつけていったのであり

 

”大陸の端”にある韓国は、隣国や、地方の裏切りが、一瞬で国家を転覆させる危機から

恨みに対しては後世に語り継ぐ民族性なのだとは思う。

 

姿かたちや、文化、言葉は似ているけど、やっぱり

ぜんぜん違う国なんです。