れいらさんの日記

海外でゆるく生きてます。つれづれと書いていくだけの日記

ブランドイメージ

発展途上国では特に、商品のブランドイメージは

強力にその商品の国のイメージと重なっているという当たり前の事に今更気づきました。





これはChickenとEggの関係なので、国のイメージが先行している場合もあるし

ブランド力が国を引っ張っている部分もある。






■日本製はCOOLだ。壊れない。信用できる = 日本人は堅実だ。信用できる。COOLだ。


■アメリカ人は嫌いだ = アメリカの車も嫌いだ


■中国製品はごまかしが多い= 中国人は嘘つきが多い。





等々






素直で従順なフィリピン人たちは

こういう風な、短絡的な回路で外国人をみている事が多い。






侵略国であり、敗戦国であったにも関わらず

日本人のイメージはグローバルに好評価なのは

憧れの日本商品のイメージ力が

世界中で日本の印象に相当貢献しているからです。




アフガンの子供の話だけど

『日本っていうのはあのTOYOTAの国なの?!』

『じゃ日本人ってすごいんだね』って。




私は、老害だ、何だとおじさん達に文句ばっかりだったけど

今の日本は、いまのおじ様達が達が死に物狂いではたらいた結果です

焼け野原からたった50年で、こんな経済成長を遂げた国は世界中にどこにも例がない

わたし達世代は年金はもらえないだろうけれど

いまのお年寄りたちはもらってもらいたい。

老後はのんびり心穏やかに暮らしてもらいたいです。






話は変わりますが、私は韓国語を勉強しています 。

理由はいろいろあるんだけど、世界に出てみて、韓国ブランド商品による

韓国のイメージの牽引がわたしの中でも起こったとも考えています

日本人の中には“ヒュンダイ”や“サムスン”など知らない方もたくさんいらっしゃるでしょう

2社とも確か、日本市場から撤退しているはずなので当然です。

わたしがフィリピンに行く前はまだ在りましたが、

私は当時、それが中国製なのか、台湾製なのすらわからないほどの存在感でした。




が、





今や、“世界一美しいテレビ“ と


パナソニック経営陣に言わしめた


”SAMSUNG “の液晶テレビを知らないのは




日本人だけです。






サムスンのテレビは世界の憧れであり、日本メーカーは全く追随できていません

ソニーは中国市場を取り戻すべく、中国製と見まがうばかりの値下げ抗戦に出ていますが

それも“追随”の戦略であり、“逆転”の戦略ではありません。

サムスンの2010年の売上高は10兆円、営業損益は1兆円を超えていました。





なぜ、日本は世界でサムスンに勝てないのか




なぜ、こんなに韓国はこんなに世界で急成長しているのか。






ウオン安が追い風となった背景もありますが

サムスンの内部は、“軍隊”方式です。

トップダウンにより、立案、指示されるので実行までがスピーディです。

また徹底的、実力主義で、取締役から一般社員まで

目標が達成できなければ左遷、解雇も日常茶飯事。



世界中ほとんどのマーケットで首位を取れているサムスンが

どうしてもパナソニックに勝てない“マレーシア市場”では、3年間で5人の社長が代わりました。



TOEICは全社員800点厳守、新入社員は900点以上とされていますが、

すでに90%以上の社員が920点以上持っているとのこと。

国内の市場が小さいサムスンにとって、グローバル化は宿命であり語学力は必須です




入社1年で10%が退職し、3年以内で30%が辞めるそうです。

どれだけ過酷な企業なのか、安易に想像出来ます。





IMF介入時は生存をかけて、社長他、全員が一度辞表を提出したそうです。

当時8万6千人いた社員を6万人にリストラ。






なんていうか



気迫が違うんです


何ともいえない怖さがある。


優秀な企業は世界中いくらでもあります。


でもサムスンが他と違うのは


全力で走っているから







“サムスンも私もハングリーだ。私の辞書に2位という文字はない”


 SAMSUNG電子/CEO/ 崔 志成





サムスンの次のターゲットは

携帯で現在世界シェアで首位を独走している“ノキア”

中国の携帯市場は2億台を超え

世界の20%を超えると占めると見られていますが、

現在サムスンのシェアは17%とノキアの45%に大きく水を空けられています

それでも中国サムスンは “ノキアを抜く”と強気な姿勢を全く崩しません。






そしてBRICsはもちろん、サムスンとLGは

中東・アフリカ地域でのマーケティングもいち早く強化しています。

両社と両もに、現地の文化や生活スタイルに合わせた現地型製品を相次いで市場に投入。








LGは2009年に「メッカフォン」を発売。

イスラム教の聖地であるサウジアラビアのメッカの方角を教えてくれる機能に加え

イスラム教の教典「コーラン」を文字とともに音声で再生可能な機能も付いています。

さらに祈とう時間には携帯電話の着信を自動で拒否できる機能も搭載しており、

現地で大ヒット商品になっています





日本企業がいつまでも日本市場でガラパゴっている間に

世界には通用出来なくなってしまっています。





自動車業界においてもそう。

ヒュンダイは、世界ではホンダより売れています。





時代は韓国に動いています。







先人達が“人生を掛けて”でここまで引き上げたブランド

“Made in Japan “が

簡単に負けてしまっていいんでしょうか?







蓮舫さん

“世界一”を目指す必要は、ほんとにないの??