出産した娘への手紙
2013.4.23 13:16分 出産
はじめてあなたの産声を聞いたとき
涙があふれてきてとまらなかった。
私が今まで生きてきた人生で聞いたものの中で一番嬉しいものだった。
お部屋ではじめてあなたをこの手に抱き取ったとき
涙が止まらなかった。
私が今まで生きてきた人生の中で触れたものの中で、一番柔らかく
一番愛おしいものだった。
初めてあなたに母乳を吸わせたとき
まだよく出ていないおっぱいを一生懸命吸い続けてくれる、あなたを見て
心の奥底から暖かいものが溢れてきた。
柔らかいほっぺ、小さな小さな手
触れるたびに、私の中の何か汚いものが浄化されて
暖かく綺麗になってしまった。
お腹の痛みで、ほぼ一睡もできなかったけれど
おなかが空いて眠れないあなたを見たら、痛い事なんて全部感じなくなったよ。
おっぱいをあげている時間だけ、痛みから解放された。
こんなにも愛おしいものがこの世の中にあるなんて
生まれてきてくれて本当にありがとう。
健康に生まれてきて本当にありがとう。
大好きなパパの血を引いて、わたしのところに来てくれて本当にありがとう。
パパに出産の電話をしたとき、本当に喜んでくれたよ。
羽根が生えて飛んでいきそうなほど、喜んでいたよ。
自分のまわりの人全員に、知っている人達全員に、娘が生まれたんです!お父さんになったんです!って言ったんだよ。
急だったから、日本に来られなかったけど
でも何回も何回も国際電話をくれて、ずっと側にいてくれるみたいだった。
だから不安はなかったよ。
妊娠中から、ずーっと支えてくれた、
私の中の不安や、イライラ、色々と面倒なものまで受け止めようとしてくれたパパには本当に感謝の言葉しかうかばない。
優しいパパと結婚できて本当によかった
あなたが生まれてきてくれて、本当に幸せ。
今、人生で一番幸せだよ。
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