鏡の国のアリス
計画をたてよう、地図を見よう、先のことを考えて行動しよう、将来に備えよう
現在を避けて、未来ばかり見てるのは、日本に潜む
“国民病”です。
私たちは、常に、未来のために、今を犠牲にするように
学校でも、家庭でも小さい頃から訓練されてきました
これはただ、今の楽しみを先に延ばしているだけでなく
永遠に幸福を回避しているのと同じです。
だって、いざ心配していたその未来がやってくると
またさらに先の未来を心配している。
幸せや、安心とは、私たち日本人には決して手に入らないものなのです。
毎日をめいっぱい楽しむ。
こんな簡単なことなのに
フィリピン人には出来て、日本人には出来ません。
後進国の甘ったれた、浮かれた考えだと見下している部分もありますが
“国”としてでなく
“人間”としては負けている気がします。
鏡の国に行ったアリスに向かって、白いチェスの女王が言った言葉があります。
「この国には決まりがあるのだ。
明日のジャムや昨日のジャムはあるけれど
決して今日のジャムというのはない」
“おかしいわ、それだっていつか今日のジャムになるのよ”
みんなどうですか?
昨日のジャムを使いすぎて後悔したり、明日のジャムのことを心配しすぎて
一日を過ごしてないかな?
ジャムを今日、パンにたっぷり塗って食べないで。
☆今日のいい言葉☆
『幸福への道はただ一つしかない。それは、意志の力でどうにもならない過去や未来の物は悩んだりしないことである。』 エピクテートス
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