れいらさんの日記

海外でゆるく生きてます。つれづれと書いていくだけの日記

領土問題あれこれ

私が海外旅行に行き始めたお年頃
ミーハーな私の海外という存在は
憧れのアメリカやヨーロッパで
お隣の国“韓国”に旅行しようなどと思いもしなかった。

そろそろと冬ソナブームもはじまり
韓国ドラマというものが世の中に出てきていたが、私自身は全く興味なく
お決まりの日本の教育を受けただけの私が、日韓の歴史なども深くしることもなく
日韓共催のワールドカップの最中でさえ

“韓国?どこ?”

というような状態だった。





そんな私が始めて韓国に触れたのは、“フィリピン”に留学したときだった。
フィリピンの山奥にあった学校で出会った韓国人はみな優しく
同じ顔という安心感で、私たちは“同士”だという連帯感があった。
フィリピンでは本当にいろいろな韓国人に助けてもらった。
自己主張の強いアメリカ人、スペイン人、フィリピン人、中国人の友人たちと一緒にいると、韓国人は同じ事を感じる同じ人種のように思えた。


私はドラマやニュースで韓国を知るまえから、韓国人が大好きだった。

私は韓国人の友達と話したいが為だけに韓国語を勉強し
その縁もあり今の旦那さんに出会った。
初めてかれの実家を訪れたのが最初の訪韓だったけれど
フィリピンで感じた韓国人そのままの


優しい韓国だった。


最近の日韓関係の悪化のニュースから
韓国に対して強い不快感を抱いた友人からある日メールが来た。

オリンピックサッカー競技場での領土問題は非常に不快だった
天皇陛下侮辱発言についてはもう取り返しのつかない失態だ、早急に誤るべし
そういった国に住んでいるあなたが心配だ、という内容で

最後は“心配”という親切で括られていたが
あまり心配されている気がしない、韓国への怒りの感情をぶつけただけのメールだった。


私とて日本人、異国に住み、文化の違いで苦しむ事もあり

☆韓国が好き
☆まあOK
☆大嫌い

の三つで分けると好きな日より嫌いな日が多い



しかし、韓国人の友人もなく、日韓の歴史も知らず、韓国を訪れた事もない人に
韓国は批判されるべきなのだろうか

こういう人は、数ヶ月前は、メディアが仕掛けた韓流ブームに乗り
○○様♪と騒いでいたタイプではなかろうか



わたしも昨今の日韓ニュースには心を痛めている。
表面的に見れば日本人として腹正しいこともある。

でも、ニュースから得ている情報と、私が体感している韓国はまったく違う。
私はわたしが感じている韓国が、韓国だと信じている。



中立的な立場からいえば

韓国政府の指針どおり、“独島!独島!”言っている一部の韓国人も

そういった状況ををうまく利用し、反韓をあおり、ナショナリズムを高め
国内の火急の課題から国民の目をうまくごまかす
日本政府の戦略に乗っている日本国民も


非常に滑稽です。



きつい言い方だが、自分で経験し、感じ、考える作業を怠っている人間を

“愚民”とよびたい







【心に響く言葉】
ある国の嫌なところを探すならそれは腐るほど出てきます。
大体自分が褒められていないから、相手の嫌なところを探す。結果として相手よりずっと嫌な国になる