れいらさんの日記

海外でゆるく生きてます。つれづれと書いていくだけの日記

主要国の娯楽

五輪は大反対でした。オリンピックのおかげで今回も帰国を諦めざるを得ませんでした
ただ、始まってしまえば、元セミアスリートだった青春時代の記憶がよみがえり画面にくぎ付けになってしまいます。

ただ、改めてオリンピックっていうのは、主要国の娯楽なんだなあと思いました。

アスリートに対し、娯楽というのは失礼な表現だけれども、戦争や飢餓がある国は当然一般の人がそんな事してる余裕はないし、韓国やシンガポールのよう国民が総力を挙げて経済をけん引しないといけない小国も、一般人の裾野までスポーツをする余裕はない。

韓国に関しては、子供の頃どんなにスポーツが好きで才能があっても、おそらくその道に迷いなくまっすぐ進める子はほとんどいない。

スケボーや野球が好きでたくさん練習してる子がいたら、間違いなく勉強しろ、塾へいけと、父母、祖父母、総がかりで叩き潰される。学校でも注意されるとおもう。

いまテレビに出ているスポーツ選手たちはどういう経路を得てスポーツ選手になれたのか、どこで練習してたのか、10年住んでいても全く想像がつかない。

そんな場所ないし、そんな人たちは回りにひとりもいないから。

もちろん、野球、サッカー、バトミントン、クラブもないことはないけれど、完全に趣味の位置づけで、将来サッカー選手になりたいという子供も聞いたことがない。

第1に勉強、第2に第3に勉強、第4、第5も勉強、その他の余暇はまあ好きなことをする。
でも、勉強でくたくたになってる子供は、ゲームをしたり、動画をみたりして、ほんの少しだけ休む。これは小学生から高校生までずっと(幼稚園生も同じです)

昔住んでいたアパート、(日本でいうと集合団地のようなもの)はバスケットボール場があった。

真夜中の12時くらいに、ボールの音がアパート中に響きわたり、騒音といえば騒音だったかもしれない。でも文句を言う大人はいなかった。

その高校生の男の子たちが、朝6時から夜の10時まで学校で勉強していて、その時間しかお友達と遊ぶ時間がないのをみんな知っているから。
特別な子どもたちではありません。
ほぼ8割以上の韓国の高校生の生活だと思います。もちろん、10時以降もおうちでお勉強をします。

幼稚園の頃から、「医者・弁護士・薬剤師・教師・公務員」を目指す事を親に強要され

夢を見る暇もなく全力で走り続ける。大学に入ったら、男子はつかの間の青春を味わい、すぐに軍隊へ。大学中も英語や資格取得で必死になり日本の大学生とはまた違う。

もちろん、オリンピックの選手たちも幼少時から英才教育を受け青春も何もなかたんだろうけれども、スポーツは喜びもあり、仲間もできる。

韓国の若者はやはり気の毒でならない。